「手が付けられない打線」 阪神の大逆転Vは? 専門家が期待する「勝負の9月」

阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】

首位ヤクルトに完勝しゲーム差を「9」に縮める

 阪神は30日、甲子園で行われたヤクルト戦に7-3で勝利し、5連勝を飾った。後半戦も連勝スタートで貯金「2」、首位ヤクルトとのゲーム差を「9」に縮めた。オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「今シーズン最も充実した戦いぶり。手が付けられない打線になってきた」と、猛虎の逆襲を予感した。

 真夏の甲子園で猛虎打線が爆発した。両チーム無得点で迎えた4回。2死一、二塁から糸原の中前適時打で先制すると、なおも2死満塁の好機で梅野、中野、島田にタイムリーが飛び出し一挙5得点。5回には佐藤輝の16号ソロ、新助っ人・ロドリゲスの適時二塁打で2点を追加した。

 先発の才木が6回2失点の好投を見せるなど、投打が噛み合った勝利に新井氏は「リードがある中でも隙を見せない継投策。打線も四球をしっかり選び下位から繋がっていった。4番の佐藤輝にも一発が出て、今は手が付けられない打線になっている」と評価した。

「阪神にとってはチャンス。2勝1敗じゃなく、3連勝を目指さないといけない」

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