投手転向も「根尾ならできちゃう」 ドラフト上位候補の同級生が語る“最強世代”

中日・根尾昂【写真:荒川祐史】
中日・根尾昂【写真:荒川祐史】

投手転向の根尾は「何をやらせてもできちゃう」

 今季は、根尾の投手転向が話題となっている。高校でともにプレーした山田は「流石だなと思います」と苦笑いする。世代の目玉として中学時代から名の知れた存在。山田は中学時代にも選抜チームでともにプレーした。

 2017、18年の選抜では優勝投手に。プロ入り後は野手に専念していたが、マウンドに上がると直球は150キロ超えを連発。「根尾ならできちゃうんだろうなと思います(笑)」。6月21日には正式に登録が変更され「投手・根尾」がスタート。「根尾は何をやらせてもできちゃうので、その中でいいところをもっともっと出してほしいなと思います」とエールを送る。

 根尾の他にも藤原、柿木蓮(日本ハム)、横川凱(巨人)が高校からプロ入り。大学進学を決めていた山田は4年前のドラフトにプロ志望届を出さなかったが、プロへの思いはより大きくなった。「3年間一緒にやってきて、本当にすごいなと思っていました。(プロ入りした時は)やっぱり嬉しかったですし、自分も4年後同じ舞台に立ってやりたいなっていう思いにさせてくれたので、本当にありがたかったですね」。刺激をくれる同級生には感謝の思いがある。

○山田健太(やまだ・けんた)2000年7月19日生まれ。愛知県出身。小学2年時に東筑ライオンズに入団し、中学では東海ボーイズでプレー。大阪桐蔭高では、2年春から4季連続で甲子園に出場し、3度の優勝を経験。3年時には根尾昂(現中日)、藤原恭大(現ロッテ)らとともに春夏連覇。立大では1年春からリーグ戦に出場し、ベストナインを2度受賞。身長183センチ、86キロ。好きな芸能人は「とんねるず」。好きなアーティストは「スピッツ」。好きな女優は永野芽郁さん。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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