エンゼルスはなぜ大谷翔平を放出せず? 米記者が読み解く“残留の理由”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

米ニューヨーク・ポスト紙など米メディアは「トレードしない」と報じる

 エンゼルスの大谷翔平投手が今シーズンはチームに残留する見通しとなった。米ニューヨーク・ポスト紙はヤンキースが他の数球団と共にトレードによる大谷獲得に動いたものの、エンゼルスに放出する意思がなかったと報道。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者も自身のツイッターで「エンゼルスはショウヘイ・オオタニをトレードしない、と情報源が認めた(そもそも彼をトレードする可能性はほとんどなかった)」と速報した。

 来シーズン終了後にFAとなる大谷のトレードの可能性は、大きな注目を集めていた。エンゼルスは43勝59敗の借金16でア・リーグ西地区4位に沈み、プレーオフ進出は今季も絶望的な状況にある。来季以降を見据え、エンゼルスが大谷をトレードで放出して複数の若手有望株を獲得し、チーム再建に着手する可能性があるのでは、との見方もあった。

 まだ、トレード期限まで時間はあるものの、大谷が残留する可能性は極めて高くなった。米メディア「CBSスポーツ」のラジオ番組「マギー・アンド・ペルオフ」で、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が、大谷のトレード事情の難しさについて解説している。

「ビジネスの観点からみれば、彼を残留させるのは迷う必要もないこと」

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