戦力外通告も受けた“苦労人”コンビ… 立場代わって「プロ初記録」を連発
リーグ戦再開初日は「初」づくしの一日に!
「マイナビオールスターゲーム 2022」も終わり、7月29日に後半戦がスタートした。各球団も夏場を乗り切るべく、期待の若手を積極的に起用。特に29日は、パ主催の全3試合で「プロ初記録」が生まれた。
日本ハムの北浦竜次投手は“BIGBOSS流”の采配に応え、楽天戦で5年目でプロ初セーブをマーク。1点リードの9回裏、最初にマウンドに上がったのは北山亘基投手だったが、1死で右の強打者・浅村栄斗内野手を迎える場面で左腕の北浦が登板した。浅村からは三振を奪い、最後は中島卓也内野手の好守にも助けられ初セーブを挙げた。
西武の水上由伸投手は、今季22ホールド、防御率0.67をマークするなどセットアッパーとして首位争いを展開するチームを支えている。守護神・増田達至投手が新型コロナウイルスに感染し離脱する中、この日のソフトバンク戦では3点リードで最終回のマウンドへ。2者連続三振を含む3者凡退に打ち取り、プロ初セーブを挙げた。
オリックスの2年目・阿部翔太投手はプロ初勝利を手にした。7月29日のロッテ戦は、9回表に杉本裕太郎外野手の3ランで追い付き延長戦へ。11回裏に登板した阿部は2死一、二塁のピンチを招いたが、内野5人という守備シフトもはまり、無失点でしのぐ。チームは直後の12回表に相手のミスも絡んで勝ち越し。3位浮上を果たした。