1番・楠本、8番・桑原で“天敵”森下攻略 DeNA三浦監督も会心「機能してくれた」
7月29日からの巨人3連戦はコロナ禍で中止、この日が後半戦初戦だった
■DeNA 5ー2 広島(2日・横浜)
DeNAは2日、横浜スタジアムで行われた広島戦に5-2で勝利。後半戦初戦を白星で飾った。1番に楠本泰史外野手、8番に桑原将志外野手を据えた打順がハマり、広島・森下に2年ぶりに土を付けた。プロ野球史上初の襟付き開襟シャツ型のユニホームで臨んだ一戦で会心のタクトを振るった三浦大輔監督も「いいスタートが切れた」と満足げだった。
試合前の時点で森下には今季4度対戦して3勝を献上。昨年も4試合で2勝されていた、いわば天敵ともいえる相手だった。チームは7月29日から予定されていた巨人3連戦が巨人のコロナ禍により全試合中止となり、ようやく迎えた後半戦初戦。三浦監督は大きく打線を動かした。
森下に対して今季は7打数無安打、昨季も8打数無安打だった桑原を6月2日以来の8番に。今季15打数4安打、打率.267と好相性の楠本を5月5日以来の1番に抜擢した。
1-1の3回、2死から牧が二塁打で出塁する。宮崎が内野安打で続くと、大和が決勝の右前適時打。嶺井が中前適時打を放ち、続く桑原は左翼線への適時二塁打でダメ押しした。2死走者なしから5連打で畳みかけ、桑原は「流れに乗れた。僕が打てたのも前の打者につないでいただいた結果」と謙虚に喜んだ。