「山川さんみたいに太っていなくても」 冗談も炸裂…森友哉の2連発に爆発の兆し

打率右肩上がり「寒いよりは暑い方が、体が動くので好き」

 今季の森は、開幕直後に自らの不注意で右人さし指を骨折し、51日間戦列を離れた。5月24日に1軍復帰した後も、打撃の調子は一向に上がらず、6月28日まで打率1割台を低迷していた。しかし「寒いよりは暑い方が、体が動くので好き。3、4月より7、8月の方が好きです」と話す通り、7月に月間打率.325(77打数25安打)と一気に巻き返し、今季打率も8月3日現在で.255に上げてきている。

 森がリードする西武投手陣は今季、昨季まで4年連続リーグワーストだったチーム防御率が一気にトップに躍進。一方、かつて山賊打線の異名を取った攻撃陣はチーム打率がリーグ5位と低迷しているが、山川と森の2枚看板で機能すれば、こちらも上昇が見込める。

 森はお立ち台で夏休みの子どもたちへのメッセージを求められた際、「山川さんみたいに太っていなくても、ホームランは打てます!」と笑わせたが、その後報道陣の前では「冗談ですよ。自分は山川さんにいい形でつなぐことだけを心掛けてやっているので、四球でもうれしい。とにかくランナーがいる状態で山川さんに回すことを考えています」と殊勝に話した。

 この日、6日に開幕する夏の甲子園大会の組み合わせ抽選会が行われ、森の母校ですでに今春の選抜大会を制している大阪桐蔭は、1回戦で旭川大高と対戦することが決まった。「もちろん気になります。今年のチームは圧倒的ですが、しんどい試合は必ず来るので頑張ってほしい」とエールを送る。在学中に現阪神・藤浪晋太郎投手とのバッテリーで春夏連覇を成し遂げた男が、甲子園の季節に全開モードに入ろうとしている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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