沢村賞右腕やホールド王、打者も“クセ者”揃い…2軍で奮闘するパの「35歳以上」
18年目の日本ハム・金子千尋はイースタン2位の5勝
「Monday パ」では、1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でもパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信していく。8月第2月曜日は、ファームで奮闘する35歳以上の“ベテラン”を特集。シーズン終盤戦へ向け、今こそ彼らの経験が必要とされる時期ともなる。再起を果たし、後半戦のキーマンとなれるか。最近の成績をチェックしていこう。
イースタン・リーグの投手からは、1軍返り咲きを誓う金子千尋投手(日本ハム)をピックアップ。18年目の今季、5月に1軍昇格を果たすと、同月11日のオリックス戦では5回1失点の好投で1勝目をマークした。しかし22日の登板を最後に登録抹消。以降は2軍での調整を続けている。
一方、2軍では9試合に登板し、防御率2.77。7月9日の楽天戦では6回4安打3失点(被本2)の投球内容でチームトップ、リーグでも2位タイとなる5勝目をマークした。あとは1軍のマウンドで結果を残すのみ。2014年には先発投手最高の栄誉となる沢村賞を受賞した右腕。シーズン終盤の1軍登板に期待したい。
打者では今季楽天に移籍した川島慶三内野手だ。6月11日の1軍巨人戦では移籍後初本塁打を放つなど、精神的支柱としてだけでなくプレーでもチームに貢献。その一方でここまで1軍での打撃成績は.136と低迷しており、7月末には「特例2022」で登録抹消された。
8月に入ってからは体調も回復し、2軍では3日に実戦復帰を果たした。まだ快音は生まれていないが、川島の経験値と勝負強さはシーズン終盤にかけて必要となってくるだろう。