大谷翔平、104年ぶり大偉業に“奇跡の巡り合わせ” 野球の日に達成「さすがすぎる」
元ロッテ監督「今日は8月9日、日本語で『Yakyu』と読めます」
■エンゼルス 5ー1 アスレチックス(日本時間10日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回5奪三振3四球、4安打無失点の好投でメジャー自身初の10勝目を挙げた。両リーグでは、1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打に到達。大偉業に関わる“奇跡の巡り合わせ”が、早くも話題となっている。
投げては1点リードの3回先頭・ブライドを空振り三振に仕留め、日米通算1000奪三振(NPBで624K、MLBで376K)をマーク。プロ通算10年目での大台到達となった。直後の2死一、三塁では、強烈なピッチャー返しが左足に直撃し、苦悶の表情で左足を引きずってダグアウトへ戻るも続投。5回1死ではアレンから空振り三振を奪って通算157奪三振。キャリアハイをマークした。
打席では、7回先頭で5試合ぶりの25号ソロ。メジャー通算118本塁打とし、イチローを抜いて日本人歴代2位に浮上。自らを援護する豪快アーチでリードを広げると、8回の打席は大事をとって代打が送られ途中交代。敵地のスタンドからはブーイングが起きた。試合はエンゼルスが逃げ切って勝利。大谷が、ついに世紀をまたいだ歴史をつくった。
現地は8月9日。日本で言うと「野球の日」でもある。元ロッテ監督で、エンゼルスの地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務めるボビー・バレンタインは「Baseballは日本で『Yakyu』といいます。今日は8月9日、日本語で『Yakyu』と読めます。この日に達成するなんてアメージングだ」と強調。日本を知る元名指導者らしく紹介した。
SNS上でも「野球の日に達成するとは!」「野球の日に決める大谷くんさすがすぎる」「野球の日にいろいろ記録を達成しちゃうあたりも大谷さん持ってるよな」などと早くも反響。“野球の神様”に肩を並べた二刀流が、まさに“申し子”と言える巡り合わせだった。
(Full-Count編集部)