大谷翔平は「明らかに痛そう」 悶絶直後の“完璧送球”に地元放送局「信じられない」
解説者「速く反応して完璧な送球をしたことが信じられません」
■エンゼルス 5ー1 アスレチックス(日本時間10日・オークランド)
エンゼルス大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたアスレチックス戦に「2番・投手兼DH」で出場し、6回無失点でメジャー初の10勝目を挙げた。3回に時速164キロの強烈打球を左足に受けるアクシデント。それでもボールを拾って一塁送球してアウトにしたプレーに「なんて反射神経だ! マジかよ!」と実況アナは驚き、解説者も「あれだけ速く反応して完璧な送球をしたことが信じられません」と称賛した。
1点リードの3回2死一、三塁で、速度101.8マイル(約163.8キロ)の打球が大谷の左足を直撃した。それでも素早く打球を処理し、投ゴロとしてチェンジに。苦悶の表情を浮かべ、左足を引きずりながらベンチに戻った。このプレーにエンゼルス放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の実況パトリック・オニール氏は「オオタニに真っすぐ返ってきた! なんて反射神経だ! アウトにした! マジかよ! 彼が無事であることを願います」と説明。解説のマーク・グビザ氏は「大丈夫でしょうか。顔を少し歪めています」と心配そうだった。
その後、大谷はファウルゾーンをダッシュするなどして患部を確認した上で続投。6回無失点で、両リーグでは1918年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打を達成した。「明らかに痛そう」と語るオニール氏に対してグビザ氏は「あれだけ速く反応して完璧な送球をしたことが信じられません。すねの辺り、とても強い打球でした」とプレーを称賛。さらに続投への可能性を模索し、実際にマウンドに上がったことにも感心し、「彼がマウンドに戻るという可能性を排除することは決してできません。彼はアメージングです」と述べていた。
(Full-Count編集部)