燕・村上が王&秋山超えの史上最年少40号 22歳シーズンで初の大台、年間56発ペース
過去の最年少40号は1963年・王貞治と85年・秋山幸二の23歳シーズン
■広島 6ー3 ヤクルト(11日・マツダスタジアム)
ヤクルトの村上宗隆内野手は11日、マツダスタジアムで行われた広島戦に「4番・三塁」で先発出場し、両リーグを通じて40号一番乗りとなるソロを放った。22歳シーズンでの40号は、王貞治(巨人)、秋山幸二(西武)の23歳シーズンを抜いて史上最年少だ。
村上は2-6と4点を追って迎えた8回、2死無走者で打席に立つと広島5番手のターリーが投じた3球目、真ん中高めのチェンジアップを捉えた。豪快に引っ張った打球は打った瞬間スタンドインと分かる当たり。村上はゆっくりとダイヤモンドを回り、3点差に追い上げた。
今月2日の中日戦(神宮)でプロ野球記録となる5打席連続で39号を放って以来、これが出場6試合ぶりのアーチ。さらに入団5年目にして自身初の大台40号となった。これまでの最年少40号到達は、1963年の王と1985年の秋山の23歳だった。同じ高卒5年目だが、2000年2月生まれで22歳の村上が新たな記録を打ち立てた。
6日には新型コロナウイルスにかかわる「特例2022」が適用されて抹消に。入団2年目の2019年から続いた連続出場は503試合、球団記録の連続先発4番出場は360試合で途切れていた。しかし、翌7日の巨人戦(神宮)で復帰。9日の中日戦では3安打をマークするなど、打率は.322に(10日終了時点)。DeNA・佐野や中日・大島と僅差の争いになっており、史上最年少での3冠王獲得も現実味を帯びてきている。
入団1年目の2018年は1本塁打。しかし、翌2019年には高卒2年目以内では最多タイの36本塁打をマークして新人王を受賞した。2020年は.427で最高出塁率のタイトルを獲得し、昨年は39発で初の本塁打王に輝いた。そして今季はチーム102試合目で40号に。年間56本ペースで本塁打を量産している。
(Full-Count編集部)