「何かを起こしてくれる、雰囲気を持っている」DeNA三浦監督が称える大田泰示の魅力

ヤクルトと7月3日の17.5ゲーム差から8ゲーム差まで縮めた

 大田は前日(9日)の同カードで9回にサヨナラ打を放ったばかり。振り返れば6月30日の阪神戦でも、1点ビハインドの9回に起死回生の同点二塁打を放ち、直後に嶺井のサヨナラ適時打で生還している。三浦監督が「何かを起こしてくれる」と期待するのも、うなずける。

 もともと、指揮官の大田に対する評価は「スタメンで出ている時も、ベンチスタートの時も、変わらずに大声でチームを鼓舞し、盛り上げてくれている」と非常に高い。大田自身、巨人、日本ハムを経てたどり着いた新天地で「チームの仲間が応援してくれて、球場全体を含めて1つの勝ちに向けて一帯になれている。これが野球の醍醐味だと思う」と気持ちよさそうにプレーしている。「まだレギュラーとして出れていない。みんなの信頼を得るために、1つでも多く貢献してチームの順位を上げ、自分の価値を上げたい」と意欲をたぎらせている。

 今季は右太もも裏の故障で出場選手登録を2度抹消されているとあって、「なんとかして怪我をしない選手にならないといけない。チームにとって掛け替えのないピースになるためには、そういうところも改善していかないと」とも話す。

 順位を2位に上げたDeNAは、首位・ヤクルトと8ゲーム差に。7月3日の時点で今季最大の17.5ゲーム差をつけられていたのだから、1か月余りで9.5ゲームも縮めたことになる。この勢いでいけば、残り47試合での逆転優勝も、あながち不可能ではない。“何かを起こす男”大田が真価を発揮するのは、まだこれからかもしれない。大田は今季お立ち台に上がるたびに、「横浜、最高!」を決めゼリフにしている。まさに大田の胸の内そのままの本音だろう。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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