ジャッジ45号で65発ペースも… ヤ軍8月2勝7敗の急失速、辛口NY紙も失望「台無し」

45号ソロを放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
45号ソロを放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

ジャッジはメジャー史上5番目の速さとなる108試合目で45号に到達

■マリナーズ 4ー3 ヤンキース(日本時間11日・シアトル)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が10日(日本時間11日)、敵地で行われたマリナーズ戦で2試合ぶりの45号本塁打を放った。シーズン65発ペースと相変わらず打ちまくっているが、チームは惜敗で2連敗。8月2勝7敗と急失速し、地元紙も失望の色を強めている。

 米スポーツ局「ESPN」の「スタッツ&インフォ」によると、ジャッジはMLB史上5番目の速さ(108試合)で45号に到達した。しかし勝利に結びつけることはできず、ニューヨーク紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は「ヤンキースがコルテスの力強い先発登板とジャッジの本塁打を台無しにして、マリナーズに4-3と敗北」との見出しで報じた。先発のコルテスは7回途中回3失点10奪三振。同紙は「かつてはこれで十分だった。コルテスが先発して好投し、ジャッジと周りの選手が本塁打を放つ。そうすればヤンキースは勝利を引き寄せることができた。ここ最近は、そういうわけにはいかない」と手厳しい。

 8月に入り2勝7敗、直近8試合で1勝7敗と白星は遠ざかる一方。今季7号を放ったカイル・ヒガシオカ捕手は「長い目で見れば大丈夫だということは分かっている。しかし勝利が続かないことに毎日イライラが募るばかりだ。僕らは(現状に)間違いなく満足していない。今こそチーム全体で本当に結束しないといけないとき。1年は長いし、先に進めば進むほどタフな状況になっていくものだから」と心境を吐露している。

 ヤンキースの公式ツイッターが敗戦を伝えると、「なぜこんなに惨めなんだ」「怒ってないよ、失望しているだけさ」「信じられない」「マジで酷い」などと不満のコメントが殺到した。

 MLB公式によれば、8日(同9日)のマリナーズ戦で自打球を受け足の甲を骨折したカーペンターは、手術が不要で6~8週間の離脱になる見込み。また左アキレス腱炎で7月末に負傷者リスト入りしたスタントンは、8月中に復帰予定であるという。ア・リーグ東地区の首位は依然変わらないが、再び強さを見せることはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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