2発の高松商・浅野に佐久長聖脱帽 先発右腕「あのコースを…」指揮官「心が折れて」

高松商・浅野翔吾【写真:喜岡桜】
高松商・浅野翔吾【写真:喜岡桜】

2打席連発を浴びた先発の広田「あのボールをあそこまで飛ばされた、浅野君は凄い」

 第104回全国高校野球選手権大会は11日、大会第6日目の第2試合で佐久長聖(長野)は高松商(香川)に4-14で敗れ4年ぶりの初戦突破はならなかった。高松商の浅野翔吾外野手(3年)に2打席連発を浴びた先発の広田龍星投手(3年)は「あのコースをあの深さに持っていくかと……」と脱帽だった。

 先発の広田は3回まで無失点の好投を見せていたが、4回に2点を失い5回には浅野に右中間へソロを被弾。7回にも左翼席へ2ランを浴び降板となった。

 プロ注目の打者との対戦に広田は「やっぱり甘く入ったボールもあるが、あのボールをあそこまで飛ばされた、浅野君は凄いと思う。注目される打者と対戦できるのは楽しかった」と振り返り、「1打席目はアウトコースを逆方向に打たれて凄いなと。2打席目も変化球をあの低さで、あの弾道で持っていったのは凄い」と語っていた。

 藤原弘介監督も「1本目、そして2本目の本塁打で選手の心が折れてしまった」と脱帽したが、「チームのために丁寧に投げられる投手に成長した。6点取られたが打ったバッターも凄い。前半試合作ってくれたのは広田。また次のステージで悔しさを晴らして頑張ってほしい」と広田の力投を称えていた。

(Full-Count編集部)

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