大谷翔平とのMVP論争白熱 45HRジャッジにコラムニスト「獲らないなんてあり得ない」
カナダメディア「スポーツネット」のラジオ番組で激論がかわされた
メジャーリーグも残り2か月ほどとなり“MVP論争”も激しさを増している。エンゼルスの大谷翔平投手が2年連続の栄冠に輝くのか――。カナダメディア「スポーツネット」のラジオ番組「590 The FAN」は「あなたが選ぶア・リーグのMVPは誰か?」として、大谷か、ここまで45本塁打を放っているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手かについて激論がかわされている。
「スポーツネット」コラムニストのジェフ・ブレア氏は“ジャッジ派”。MVPの可能性を聞かれると「当り前さ」と応じ「MVPに何を求めるかの価値観によるが、私は2012年ぐらいから意味のある試合をしていないチームでプレーしている選手より、意味のある試合をしている選手にMVPを与えたい」と推薦。「ジャッジはもう45本打っている。60本以上打つだろう。しかもヤンキースでプレーしていて、彼がMVPを獲らないなんてありえない」と自信をのぞかせた。
一方で“大谷派”だったのが元MLB選手のケビン・バーカー氏だ。チームの強さは関係ないとした上で「ベーブ・ルース以来となる同一シーズンで2桁勝利、2桁本塁打を達成している」と強調。「彼が投打でやっていることを見てみろよ。彼の代わりなんているか? 彼が35本打ったら? 今25本だぞ」とここからの追い上げに期待を寄せている。
それでも「ヤンキースは地区優勝するんだ。彼がMVPにならないなんてありえない」とジャッジのMVPを疑うことのないブレア氏。「オオタニをエンゼルスの打線から除いてみたら、大差をつけられているのがさらに大差をつけられるというだけだろう。ジャッジをヤンキース打線から外してみたら71勝で首位に立っていただろうか? そんな可能性はなかった。攻撃面でジャッジが抜ける穴を埋められるほどのことをしている人は(ヤンキース内で)誰もいない。これは私からすれば簡単な投票だ」と首位への貢献度を示した。
ベーブ・ルース以来の2桁勝利&2桁本塁打を成し遂げた大谷と、シーズン65発ペースで打ちまくるジャッジ。MVPはどちらに輝くのか、シーズンが終盤になるにつれてその議論も激しさを増していきそうだ。
(Full-Count編集部)