トウモロコシ畑で鈴木誠也は何を見た? 名作野球映画のロケ地で考える“父との絆”

記念撮影をするカブス・鈴木誠也(右)とダン・ケネディー氏【写真:木崎英夫】
記念撮影をするカブス・鈴木誠也(右)とダン・ケネディー氏【写真:木崎英夫】

「フィールド・オブ・ドリームスゲーム」に日本人初出場

■カブス 4ー2 レッズ(日本時間12日・ダイアーズビル)

 カブスの鈴木誠也外野手が11日(日本時間12日)、米アイオワ州ダイアーズビルで開催されたレッズとの『フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム』に「4番・右翼」で出場。日本人選手として同ゲームに初出場を果たし、初回に先制の適時二塁打を放つなど3打数1安打1打点2四球で4-2の勝利に貢献した。

 試合開始の5時間前だった。チームの記念写真を撮り終えるとカブスの選手全員がトウモロコシ畑を通り抜け、映画『フィールド・オブ・ドリームス』のロケで使われた夢の地を訪れた。鈴木は報道陣からの写真撮影にも気さくに応じるなど、普段とは違う柔和な表情でひと時を過ごした。

「日本ではまったく味わったことのない状況なので今は楽しみです。できれば打ちたいですし、ファンのみなさんも楽しみにしていると思うので、なんとか頑張って勝ちたいなと思います」

 その思いを初回の打席で形にした。2死一塁の場面で打席に立つと、1ストライクからの2球目速球をフルスイング。ライナーの打球が中堅左で弾む。鈴木は塁上で手を叩き感情を表すと、5番・ホーナーの左前打で果敢に本塁を突いた。6番・ハップも左翼線への二塁打でつなぎ、3点を奪って試合の主導権を握った。

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