タティスJr.が禁止薬物使用で80試合出場停止、MLB機構発表 パドレス「失望している」
今季のレギュラーシーズンは残り48試合、来季にも処分影響
MLB機構は12日(日本時間13日)、パドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手がMLBの共同薬物防止・治療プログラムに違反するパフォーマンス向上薬であるクロステボルの検査で陽性反応を示したことを受け、無給での80試合出場停止処分を受けたと発表した。
パドレスはこれに対し「驚いたとともに非常に失望している。我々はこのプログラムを全面的に支持し、フェルナンドがこの経験から学ぶことに期待する」との声明を出した。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はオフのバイク事故で左手首を骨折して手術したタティスJr.の近況として、先週2Aの試合に出場、2週間後にMLBチームに復帰する予定だったことを伝えた。チームのレギュラーシーズンは残り48試合のため、来季開幕からも32試合は処分が続くことになる。同サイトは「チームが今季ポストシーズンに進出すれば、その分は来季開幕からの処分が減る。来季どれだけ処分が続くかに関係なく、タティスの2022シーズンは間違いなく終わった」と説明した。
23歳のタティスJr.は、昨季は42本塁打を放って本塁打王に輝き、打率.282、97打点、25盗塁をマーク。ナ・リーグのMVP争いでは3位に入った。
(Full-Count編集部)