前田健太は「9月に復帰の可能性」 監督が見通し「先発させることは考えていない」
昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリを続けている
昨年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたツインズの前田健太投手について、9月に復帰する可能性が浮上した。ロッコ・バルデリ監督が12日(日本時間13日)のエンゼルス戦前に取材に応じ「9月に復帰の可能性があるという言い方が正確だと思う」と見通しを語った。
ツインズ広報によると、前田はこの日ブルペンで30球の投球練習を行い、問題はなかった。スライダーを投じ「上半身の感覚はとてもいい。負荷がさらに掛かったり、問題が起きたりはない」と話していたという。13日(同14日)に平地で軽いスローイングとカーブを投げ、15日(同16日)にマウンドから投球練習をする予定だ。まだ実戦形式の投球練習は行っていないが「今後ライブBPも控えているが、スケジュールははっきりしない」と説明した。
指揮官は「我々は、9月に復帰の可能性があるという風に考えている。あえてあいまいにしている」とした上で「まだ復帰途上だし、どこまでできるかがはっきりしないので。彼は我々が与えた目標やここまでのタイムテーブルは全てこなしてきた。彼はとても努力家なので、今いいところにつけていることには驚かない。彼が復帰してどんな役割を担うにせよ、先発させることは考えていない。すべては仮定だ。今後彼が引き続き今の方向に進むように、彼の様子を見続ける必要があるが、ここまで見てきたことに我々は満足している」と順調に歩んでいる様子を口にした。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)