ティモンディ高岸加入で「チームに元気が戻った」 元鷹・川崎氏が実感した入団効果

マウンドの栃木・高岸宏行(右)に声をかける川崎宗則【写真:荒川祐史】
マウンドの栃木・高岸宏行(右)に声をかける川崎宗則【写真:荒川祐史】

川崎宗則氏「来てくれてありがとう」

 独立リーグ・ルートインBCリーグ「栃木ゴールデンブレーブス」に加入したお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行投手が14日、栃木県総合運動公園野球場で行われた埼玉武蔵ヒートベアーズ戦でプロ初登板初先発。2回3安打5四球3失点でマウンドを降りた。同僚で元メジャーリーガーの川崎宗則内野手は「高岸くんが来てくれたおかげでチームに元気が戻った。来てくれてありがとう」と大歓迎した。

 高岸は初回に自らの暴投で先制を許すと、2回には青木玲磨外野手にバックスクリーン左にソロを浴び、さらに元楽天・片山博視内野手に適時打を許した。川崎が着目したのが被弾した青木を拍手で称えたシーンだ。

「素晴らしいですね。プロ野球選手としてああ言う気持ち、同じ相手をリスペクトする気持ちが大事だと思います。勝負の世界ですが、スポーツなので。相手を褒めるのもこれからは必要なことだと思う。相手がいるから自分たちもプレーできる」

 川崎は3点ビハインドの5回に右前打で出塁。チームはこの一打を皮切りに追いついて引き分けに持ち込んだ。ソフトバンクで1187試合、メジャーで276試合に出場した川崎は「8月の4連戦でチームも疲れていたが、高岸くんが来てくれたおかげでチームに元気が戻った。ゴールデンブレーブスに来てくれてありがとう!」と加入効果を語る。

 さらに「良い顔していた。顔がツヤツヤだった。やればできるフェイスでした」とジョークも交えつつ、高岸の“やる気”がチームに活気をもたらしていることを明かす。元メジャーリーガーも認めた存在感。今後どんな効果をチームにもたらすか、注目だ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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