エンゼルス拙守、拙守、拙守で惨敗…9回の自滅に監督代行は怒り心頭「酷かった」
三本間の基本的な挟殺プレーであっさり勝ち越し許す
■マリナーズ 6ー2 エンゼルス(日本時間16日・アナハイム)
エンゼルスは15日(日本時間16日)、本拠地でのマリナーズ戦に2-6で敗れ、連勝は2でストップした。先発した大谷翔平投手が6回2失点と試合を作るも、9回に拙守を連発して“自滅”。虚しくなる展開に、フィル・ネビン監督代行も「酷かった。悪い判断、送球、ランダウンをしっかりできず……良くなかったね」と怒り心頭だった。
8回まで両チーム一歩も譲らない熱戦は、9回に突如陳腐な試合と化した。1死一塁から、捕手のスタッシーがボールをこぼし、一塁走者はスタートを切っていなかったが、焦って二塁へ送球。悪送球で結局進塁を許した。
その後、1死一、三塁となり、ロドリゲスの二塁への痛烈な打球をレンヒーフォが弾き、三本間で挟殺プレーに。投手のループが転倒したのもあり、あっさりと勝ち越しを許した。さらに遊ゴロからの本塁送球をスタッシーが後逸して失点。三ゴロの間にもう1点、適時打でもう1点を失った。
挟殺プレーの失敗について、指揮官は「難しいものだった。打球は非常に強かった。本塁でアウトを取ろうと思い、挟殺にはいったが、(一塁の)ウォルシュが間に合うはずはなかった」と強調。ただ、そのウォルシュは一塁への送球に備えて動かず。「ループが動いていたが、リプレーを見ればボールがループの頭上すぐ上を通過していた……だから、走者をもっと深く追いかけなければならなかった」と悔やんだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)