162億円男の自由契約は「このビジネスの醜悪な部分」“チーム事情”に同僚は失望
アスレチックスは出番の減っていたアンドラスを自由契約に
アスレチックスは17日(日本時間18日)、エルビス・アンドラス内野手を自由契約にしたと発表した。メジャーで14年間プレーし、通算1904試合出場、1948安打しているものの、今季の成績は打率.237、8本塁打。地区最下位に低迷するアスレチックスでは若手への切り替えを進めており、今月に入ってからは出場機会を譲ることが増えていた。
さらに、レンジャーズと結んだ8年1億2000万ドル(約162億3000万円)という巨額契約でプレーしていたこともあり、コストに見合わないと判断された模様だ。ベテランの解雇が続く状況にチーム内からは「このビジネスの酷い部分だ」との声も上がっている。
米スポーツ局「ESPN」が伝えたもの。前日には2018年に27本塁打したスティーブン・ピスコッティ外野手も自由契約とされており、相次ぐベテランの解雇に同僚のスティーブン・ボート捕手は「僕はキャリアの中で(チーム事情の)犠牲になった経験が何度かある。このビジネスの醜い部分だ」と、とてもひとごととは思えない様子だ。
さらにこの記事によれば、マーク・コッツェイ監督は「毎日プレーしていたベテランの選手が、出場機会が減りチームが若手に出場機会を与える方針に直面する。そう言う状況に順応するのは難しい。エルビスなら、ワールドシリーズに進出するチャンスのあるプレーオフ球団でプレーすることは、現実的なことだと私は思う」と話している。
(Full-Count編集部)