ダルビッシュ、9回途中3失点も7敗目 指揮官は継投を悔やむ「失敗だったかも」
9回途中救援の守護神ヘイダーが崩れた「イニング頭から投げさせて良かったかも」
■ナショナルズ 3ー1 パドレス(日本時間19日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、本拠地・ナショナルズ戦で今季最長9回途中5安打3失点の好投を見せたが、7敗目(10勝)を喫した。打線の援護に恵まれず、中4日、球数が100球に迫る中で9回も続投。メルビン監督は「球数の関係で非常に難しかった。イニング前に走者を2人出すまでは投げさせようと思っていた」と説明した。
指揮官が話した通り、ダルビッシュは走者2人を出した9回1死一、二塁の場面で降板となった。救援した新守護神・ヘイダーが2者連続四死球で決勝点を献上。メルビン監督は「思った通りにいかなかった。ヘイダーをイニング頭から投げさせて良かったかもしれないが、ユウには続投する権利があると感じていた」と語った。ダルビッシュについては、「あの回も投げさせたのは失敗だったかもしれない。試合を通して、9番打者に打たれた2本しか本当に痛打された球はなかった。球数も範囲内だったし、右打者が来るところだったから彼に続投させた」と続けた。
新加入のヘイダーは4試合で防御率8.10。ソトは15試合で打率.302と打っているが、この日は満塁機で凡退した。ベルは打率.125と低調。「まだまだ試合が残っている。これから良くなっていくだろう。彼らは理由があってここに来ている。ここまで素晴らしいシーズンを送ってきたんだ」とメルビン監督は復調を願っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)