仙台育英、東北対決制し7年ぶり決勝進出 19安打18得点で悲願の“白河の関”越え王手

3点二塁打を放つ仙台育英・遠藤大胡【写真:共同通信社】
3点二塁打を放つ仙台育英・遠藤大胡【写真:共同通信社】

1点を追う2回に7安打を集中させ11得点を奪い逆転に成功

 第104回全国高校高校野球選手権大会は20日、甲子園で準決勝が行われ第1試合は仙台育英(宮城)が聖光学院(福島)との東北対決を18-4で勝利し、7年ぶり3度目の決勝進出を果たした。

 初回に先取点を奪われたが、1点を追う2回に仙台育英打線が爆発した。無死二、三塁から7番・秋元響内野手(3年)が右前適時打を放つと、その後は計7安打を集中させ一挙11得点を奪い逆転に成功。3回にも2死満塁から6番・遠藤大胡外野手(3年)の左前2点適時打で追加点を挙げるなどリードを広げた。

 最後まで打線が機能し終わってみれば19安打18得点の快勝。投げては先発の高橋煌稀投手(2年)が2回3安打1失点、2番手の湯田統真投手(2年)が4回4安打3失点、残り3イニングを左腕・仁田陽翔投手(2年)が無失点に抑えた。

 仙台育英は初戦の鳥取商(鳥取)は5投手、3回戦の明秀日立(茨城)は4投手、準々決勝の愛工大名電(愛知)では2投手、この日も3投手のリレーで勝ち上がった。これまで東北6県は春夏を通じ、優勝がなく“白河の関”を越えるか注目される。

(Full-Count編集部)

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