下関国際が初の決勝進出 近江・山田は歴代3位115奪三振、5戦計644球の熱投も力尽きる

下関国際戦に先発した近江・山田陽翔【写真:共同通信社】
下関国際戦に先発した近江・山田陽翔【写真:共同通信社】

下関国際は初回に仲井が左前適時打を放つなど8得点を挙げ近江・山田を攻略

 第104回全国高校高校野球選手権大会は20日、甲子園で準決勝が行われ第2試合は下関国際(山口)が8-2で近江(滋賀)を破り、同校初の決勝進出を決めた。

 下関国際は初回に1死二塁から3番・仲井慎投手(3年)の左前適時打で先制。3回には1死満塁から近江・山田陽翔投手(3年)の暴投で追加点。同点の6回には1死満塁から7番・森凜琥内野手(3年)が右翼線へ適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。

 さらに7回は1死一、三塁から仲井が中犠飛、8回にも左腕・星野世那投手(3年)から3点を奪いリードを広げた。

 近江は、初戦から5試合連続で先発マウンドに上がったエース・4番の山田が6回2/3、7安打5失点(自責4)で降板し、右翼の守備に就いた。この日は7三振を奪い通算115三振とし、簑島・石井毅氏(元西武)、法政二・柴田勲氏(元巨人)を越え歴代単独3位に浮上した。

 山田は今大会で5試合計644球の熱投を見せたが、昨夏に続きベスト4で涙を飲んだ。

(Full-Count編集部)

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