近江エース山田は仲間に感謝「楽しい2年半でした」 準決勝敗退で甲子園を去る

下関国際に敗れ決勝進出を逃した近江ナイン【写真:共同通信社】
下関国際に敗れ決勝進出を逃した近江ナイン【写真:共同通信社】

先発した山田は7回途中5失点、春夏連続の決勝進出ならず

 第104回全国高校野球選手権大会は20日、甲子園で準決勝を行った。第2試合で近江(滋賀)は第2試合で2-8で下関国際(山口)に敗れ、今春の選抜に続く決勝進出はならなかった。試合後、近江の山田陽翔投手(3年)は「練習はきつかったですし、思い通りにならないことも多かったんですけど、楽しい2年半でした。支えてくれた仲間にありがとうと伝えたい」と感謝した。

 先発した山田は3回までに2失点。3回裏に味方が同点に追いつくも、6回に2失点。7回にも1点を奪われ、途中降板し右翼の守備へ。132球を投げて被安打7、5失点(自責4)だった。7四球と制球に苦しみ「四死球が多くてなかなかリズムに乗れないという形が続いて、負けに直結したのかなと思います」と分析した。

 昨夏の甲子園では4強。今春の選抜では決勝で大阪桐蔭(大阪)に敗れて涙をのんだ。リベンジを誓い、今夏の滋賀大会で優勝。山田は「滋賀に優勝旗を持って帰ります」と宣言した。今大会でも選抜に続いて快進撃を見せた近江だったが、滋賀県勢初の優勝という夢は叶わなかった。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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