永久欠番式典なのに…オーナー&GMに大ブーイング 大失速ヤンキースにファン怒り爆発
8月5勝14敗、この日のブルージェイズ戦は勝利して連敗を3で止めた
ヤンキースに1993年から2001年まで在籍し、好打の外野手として活躍したポール・オニールが着けていた背番号「21」の永久欠番セレモニーが21日(日本時間22日)、本拠地ヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦前に行われた。しかしチームは大失速中だけに、式典に登場したハル・スタインブレナーオーナーと、ブライアン・キャッシュマンGMに対してブーイングが起きる事態となった。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は「栄光の日々を思い起こさせ、ファンのお気に入りを称えるときでさえも、ヤンキースファンはフランチャイズのリーダーへの反感を忘れなかった」として報じた。スタインブレナーオーナーはオニールに「21」の背番号が入った額入りの記念銘板を渡すために現れた際にブーイングを受け、帰り際にはさらに大きくなった。キャッシュマンGMは式典の場にはいなかったが、オニールがスピーチの中で名前を挙げたときにブーイングが起きた。
この日の一戦こそ勝利して連敗を3で止めたヤンキースだが、8月5勝14敗と大失速。ファンはストレスを募らせている。元ヤンキースのマリアーノ・リベラ、ホルヘ・ポサダ、バーニー・ウィリアムズ、アンディ・ペティットが参加したお祭りのような記念すべき場でも、怒りは抑えられなかったようだ。
ヤンキース専門ポッドキャスト番組「トーキン・ヤンクス」のツイッターがこの様子を公開すると「これより酷くてもおかしくなかった」「まだこれに笑っている」「チームを売却しろ」「私も家から加勢する」「彼のせいじゃない。誰も打ててない」などといった反応が寄せられた。