「西武ライオンズジュニア」の16選手が決定 新潟から往復9時間かけ通う選手も

西武が「埼玉西武ライオンズジュニア」の16選手を発表【写真提供:埼玉西武ライオンズ】
西武が「埼玉西武ライオンズジュニア」の16選手を発表【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

唯一の女子・後藤音美さん「絶対にエースになるんだという気持ち」

 西武は23日、年末に行われる「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」に出場する「埼玉西武ライオンズジュニア」の16選手を発表した。大会は12月27日~29日に神宮球場と横浜スタジアムで開催予定。ライオンズジュニアのセレクションには459件の応募があり、1次、2次、最終選考を経て個性豊かな16人を選出した。8月に行われたマクドナルド・トーナメントで3位になった熊谷グリーンタウン(埼玉)の志保田来夢くんもメンバー入りした。

 現役時代はリリーフとして活躍した星野智樹氏が監督を務め、同じく西武OBの鬼崎裕司氏と高橋朋己氏がコーチという体制で悲願の初優勝を目指す。大会に向けては、専門家による走り方や栄養の指導、映像分析を用いた指導も行い、これまでにない多角的なアプローチで子どもたちの将来の野球人生の礎となるような活動を実施の予定だという。

 19日にはベルーナドームで結団式と初練習が行われた。今回のチームで唯一の女子となる後藤音美さんは、「選ばれたときは、絶対にチームのエースになるんだという気持ちになりました。希望ポジションはピッチャーなので、全力投球で三振を狙っていきます。大会では、全力プレーでミスを怖がらずに楽しくプレーしたいと思います」と意気込みを語った。

 また、新潟県出身で、往復約9時間かけて通う中村銀治選手は「自分の今の力がどれくらい通用するのかを知りたくて応募しました。メンバーに選ばれたときはうれしかったです。力強いボールを投げられることが僕のアピールポイントなので、みんなを優勝に導けるような選手になりたいです」と熱い想いを語った。

 星野監督は「自身の所属チームでは主力だという子が多いと思いますが、今回はチームメイトも対戦相手も高いレベルですので、その中で多くのことを経験して、成長してほしいと思います。大会までにいろいろな経験をさせ、一戦必勝で、みんなが力を出せるように、緊張しないような雰囲気づくりに取り組んでいきたいと思います。目標は優勝です」とキッパリ。選ばれた選手にとっては大いにレベルアップできる場になりそうだ。メンバーは以下の通り。

背番号 / 名前 / 所属チーム
0 小泉樹虎 西埼玉少年野球
1 坂本晃太郎 浦和エンゼルス
5 寺岡稜平 鶴ヶ島エンゼルス
6 鈴木悠 常盤平ボーイズ
7 小林大輝 町田玉川学園少年野球クラブ
8 遠山勇芯 市川南スパローズ
9 鷲巣颯太 行田水城少年野球
10 尾崎凱來 東村山3RISEベースボールクラブ
13 飯塚櫂 城東リトルエンジェルス
15 三好祷吾 町田玉川学園少年野球クラブ
17 中村銀治 西海ファイターズ
18 小林優希 小平フレンズ
21 亀山季哉 大平南中央クラブ
23 赤城歩 町田玉川学園少年野球クラブ
51 後藤音美 北本中丸ブレーブス
99 志保田来夢 熊谷グリーンタウン

(Full-Count編集部)

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