「あぁキャッチャー取ったなと…」ドラ1捕手獲得に危機感…佐藤都志也の“逆襲”

ロッテ・佐藤都志也【写真:荒川祐史】
ロッテ・佐藤都志也【写真:荒川祐史】

3年目の佐藤都志也、ドラ1捕手・松川虎生に驚き「凄いなと…」

 ドラ1捕手の加入に、燃えないわけがなかった。ロッテの佐藤都志也捕手は、今季開幕スタメンに名を連ね、すでに出場試合数は前年を上回るなど、着実にステップを踏んでいる。昨年のドラフトでは同じ捕手の松川虎生が1位指名を受け入団。自身と同じ“打てる捕手”として期待を受けるライバルの登場に「尻に火をつけられました」と語る。

 2021年10月11日のプロ野球ドラフト会議で、チームは同じポジションの高校生をドラフト1位で単独指名。自身も東洋大から2019年ドラフト2位の上位指名だったが、自分よりも上の順位。ドラフトを見ていた佐藤都は「あぁキャッチャー取ったなという感じでした」と淡々と振り返る。「当時は(松川は)高校生だしっていう。まあ、ぼちぼちかなって思っていました」。しかし、実際に松川のプレーを見て驚いた。

「先輩後輩関係なく、自分の言いたいことを言っている。どっしりしていて凄いなと感じました。まさかここまでやると正直思っていなかったです」

 佐藤都も、松川も“打てる捕手”として期待され、ともに上位指名で入団。2月の練習試合から松川は早速好守でアピール。先輩として負けていられなかった。開幕マスクは松川に譲ったが、オープン戦で4割の打率を残し、一塁手として開幕戦にスタメン出場した。

「おろおろしていられないなと。尻に火をつけられました。いきなり高卒1年目で開幕スタメンっていうはなかなかできない。そういうのをやってのけている選手なので、やっぱりライバル心はすごいあります」

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