エンゼルス買うなら誰? 本拠移転はあるのか 地元紙回答…売却巡る“6つの疑問”
売却なら「2023年の開幕までに、またはその直後あたりに実現する」
売るならいつ? 買うのは誰? 大谷翔平投手はどうなる?……。エンゼルスの売却検討を巡る様々な疑問を、地元紙「LAタイムズ」が整理している。「この後エンゼルスを待ち構えるものは」との見出しで、6つの項目を検討した。
買収しそうな“筆頭候補”として挙げたのは、NBAのゴールデンステート・ウォーリアーズを所有しているジョー・レイコブ氏。この20年間でエンゼルスだけでなくドジャースやアスレチックスなどをの買収を何度か検討してきた経緯があるという。同紙がレイコブ氏に問うたところ「そんなに早くこの質問には答えられない。我々はいい機会を模索する」と笑顔の絵文字とともに返信が来たという。
もし売却となった場合、いつ所有者が変わるかというのも大きな焦点となる。同紙は「一番の期待は、2023年の開幕までに、またはその直後あたりに実現することだろう」と見通す。ただ、ナショナルズも今年4月に売却の検討を発表。さらにオリオールズもオーナー一族同士がチームの所有権を巡って争っており、売却に発展する可能性も。複数の球団が売りに出れば、MLB側の承認プロセスが遅れ、買収完了も遅れる場合があるという。
本拠地自体の移転については「新しいオーナーが米国で2番目に大きいメディア市場にあるチームを、その市場の外に移転する可能性は低い」と否定的。スタジアムのリース契約は2029年いっぱいまで継続され、その後はチームが契約を2038年まで延長する選択権を持っていることも添えた。
そして、ファンが気になるのは大谷翔平の去就。「オオタニは来季後にFAとしてチームを離れることができる。本人は負け続けるエンゼルスに我慢できないことを明らかにしている」と経緯を踏まえた上で、残留の可能性もわずかながら展望。「新しいオーナーがチームの層を厚くし、オオタニの周りに才能ある選手たちを集め、優勝に向けたビジョンを売り込みオオタニに残るよう説得できれば、(新オーナーは)名を上げることができるだろう」と綴った。
そのほかにも、モレノオーナーが売却を望む背景や、予想される売却額も紹介。球団は新たなオーナーのもと生まれ変わるのか、米球界の視線が注がれている。
(Full-Count編集部)