4番がシーズン0本塁打、50億円男もたった5発 エンゼルス開幕スタメンの“その後”
開幕スタメンの9選手中、満足できる働きは大谷だけ
エンゼルスは25日(日本時間26日)、ジャレッド・ウォルシュ内野手が胸郭出口症候群のため60日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表、今季中の復帰は絶望となった。4月7日(同8日)にアストロズと戦った開幕戦のスタメンでは「6番・一塁」で起用されていた中心選手の戦線離脱だ。エンゼルスの開幕スタメンを見ると、今季メジャーでプレーし続けた選手がほとんどいない。シーズン低迷を物語る、開幕スタメンの“今”をチェックしてみよう。
1番は「投手兼指名打者」の大谷翔平投手だった。ここまで打者として27本塁打、投手として10勝したのみならず、すでにシーズン期待打席をクリアし、始めて規定投球回に達する可能性を残している。1年間休みなく活躍し続けた何よりの証明だろう。
ただ、ほかの選手は満足なシーズンを送れていない。「2番・中堅」だったマイク・トラウト外野手は7月中旬から約1か月、故障で戦列を離れた。ここまで26本塁打、OPS.963はさすがの数字だが、85試合出場は物足りない。
さらに「3番・三塁」だったアンソニー・レンドン内野手は右手首を痛め、5月28日(同29日)にIL入り。45試合で5本塁打、打率.228と低調な数字に終わった。今季年俸3660万ドル(約50億円)と比したとき「もらいすぎ」と批判する報道もある。