三浦監督「1本目と2本目は違う」 DeNAが村上に痛恨の2本塁打を浴びた舞台裏

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

三浦監督は口つぐむ…2本目については「コメントはないです」

■ヤクルト 6ー3 DeNA(26日・横浜)

 奇跡の逆転優勝を狙うには、痛恨の星を落とした。セ・リーグ2位のDeNAは26日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に3-6で敗戦。相手の主砲・村上宗隆内野手に浴びた2本塁打が効いた。今季最大で17.5ゲームもあった首位ヤクルトとの差を、4ゲームに縮めて迎えた直接対決3連戦の初戦だったが、無念の一歩後退となった。

 村上対策が鍵になることは当然、DeNA投手陣は強く意識していた。両チーム無得点の6回、先発の大貫晋一投手は無死一、二塁のピンチで、村上の第3打席を迎えた。カウント3-2。嶺井博希捕手の構えは外角低めだったが、大貫が投じたスプリットは魅入られたように真ん中へ。村上に一閃された打球は、弾丸ライナーとなって右翼席に突き刺さった。三浦大輔監督が「しんどい場面で攻めていった中で、(ボールにするはずのスプリットが)ストライクゾーンに残ってしまった」と悔んだ1球だった。

 この先制46号3ランも痛かったが、2発目はさらに痛恨だった。3-5の2点ビハインドで迎えた7回2死で村上の第4打席を迎え、マウンドには33歳のベテラン右腕・三上朋也投手がいた。カウント2-0とボールが先行し、次打者は途中出場の新人・丸山和郁外野手だっただけに、四球で歩かせてもいい場面に見えた。だが、嶺井は内角低めに構え、三上の143キロ直球はまたもや真ん中へ。今度は高々と弧を描いた打球が右翼席に飛び込んだ。2打席連発の47号ソロで、DeNAは息の根を止められた。

 三浦監督は、2発目については「コメントはないです。あの場面に関してはないです。1本目と2本目は(状況が)違います」と無念そうに口をつぐんだ。

27日先発の石田「(村上を)抑えればベイスターズに流れが来る」

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