阪神は10連敗中だった「左腕」を攻略できたのか? 専門家が指摘する「苦にする理由」

阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】

中日・小笠原から初回に3点を奪い勝利、先発左腕を相手にした連敗は10でストップ

■阪神 5ー1 中日(27日・バンテリンドーム)

 阪神は27日、敵地での中日戦を5-1で勝利した。この試合まで先発左腕を相手に10連敗中だったが、小笠原から初回に3点を奪い“連敗”をストップ。それでも、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「完全に攻略したとは言い難い。左投手を苦にするのは理由がある」と語った。

 初回に中野、近本、ロハス・ジュニアの3連打で先制すると、なおも1死一二塁から大山の遊撃強襲適時打と山本の三塁への適時内野安打で一挙3点を奪った。援護を受けた先発の藤浪は7回1失点の好投でチームの連敗を阻止した。

 相手左腕の小笠原から奪った初回の3点で勢いに乗ったが、新井氏は「いい形で捉えたのは先頭の中野ぐらい。近本、ロハス、大山などもやや詰まり気味で、相手の目に見えない守りのミスにも助けられた」と口にする。左腕を苦にする現状はさほど変わってないと見ている。

「少しのタイミングのズレが左腕、特に緩急を武器にする速球派を打てない原因の一つ」

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