16失点大敗で燕に6差　DeNA三浦監督悲壮「どう切り替え、どう向かっていくか」

三浦監督「終わったことは変えられない」

■ヤクルト 16ー4 DeNA（27日・横浜）

　セ・リーグ2位のDeNAが27日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルト戦で4-16の大敗を喫した。被安打23、16失点はいずれも今季ワースト。首位ヤクルトとのゲーム差を4にして迎えた直接対決3連戦だったが、衝撃的な形で1、2戦目を落とした。

　先発の石田健大投手が3回3失点で降板。2番手で来日初登板となった新外国人右腕ロバート・ガゼルマン投手もオスナに3ランを被弾するなど、1イニングで被安打4の4失点。登板した6投手が次々と打ち込まれた。

　前日に2本塁打を浴びた相手の主砲・村上宗隆内野手には、この日も叩きのめされた。第1打席は右前打、第2打席は四球、第3打席からは3打席連続で右前タイムリー。そして8回の第6打席では、5番手の左腕・坂本裕哉投手が右翼席へ48号ソロを被弾した。26日の試合から9打席連続出塁（7打数連続安打）を許している。

　村上にとってはプロ初の1試合5安打で、5打数5安打4打点。三浦監督は「5安打ですから、考えないといけない。昨日もそうですが、今日の負けを無駄にしないようにしないといけないですね」と肩を落とした。

　ヤクルトの新外国人パトリック・キブレハン外野手にも、来日1、2、3号の1試合3発を献上。指揮官は「今日は打たれ過ぎました。下を向いていて勝てるのであれば下を向けばいいけれど、そうではないので。明日も試合がある。どう切り替え、どう向かっていくか。終わったことは変えられないので、これを生かせるようにしたい」とチームへ言い聞かせるかのように話した。

（宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki）