37万円落札も「金額以上の価値」 幼なじみの2人がベルーナDのマウンドに立つまで

球界初「NFT付セレモニアルピッチ投球権利」販売を入札形式で実施

 大役を終えた進藤さんは真っ赤に腫らした目でこう話した。

「本当に夢のような時間でした。このすばらしい機会をくださった関係者の皆さまに感謝しています。僕にとっては金額以上の価値を感じた体験でした」

 踏みしめたマウンドの感覚、ホームベースから見渡した大観衆の応援は、唯一無二の経験になったに違いない。

「LIONS COLLECTION」とは、リアルプロダクトとともに、選手の活躍シーンや名場面をデジタルコンテンツ化して、当時の思い出と共に楽しむことができる、新しい野球の楽しみ方を提案するサービスだ。コンテンツは、偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ(NFT)に紐づいているため、デジタルデータでありながら自身の所有物として証明できる。

 今回は球界初となる「NFT付セレモニアルピッチ投球権利」の販売を入札形式で実施。リアルイベントと、オリジナルのネーム&ナンバーが加工されたホームレプリカユニホームに当日の試合観戦チケット、球団公式カメラで撮影した投球時の映像を編集したNFT付オリジナルムービーをセットにした、“体験型NFT”である。

 第1弾は最低落札価格10万円(税込)からスタート。進藤さんらが落札したのは37万1000円(税込)だった。だが、プライスレスな体験であることは十分想像できるだろう。第2弾も同様に、最低落札価格は10万円(税込)から始まっており、入札は8月31日(水)午後11時59分まで。対象試合は9月18日(日)の楽天戦となっている。あなたが“一生モノ”の体験を手に入れる日となるかもしれない。

(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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