大谷翔平、今季最多109球も「心配なかった」 指揮官絶賛、7回続投に見えた絶対的信頼

取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】

6回94球も「降板したいと言わない限りは投げさせるつもりだった」

■エンゼルス 2ー0 ブルージェイズ(日本時間28日・トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、敵地・ブルージェイズ戦で今季11勝目をマークした。「3番・投手兼DH」で投打同時出場すると、今季最多109球の力投で、7回9奪三振2安打無失点。チームも今季16度目の完封勝利を飾り、フィル・ネビン監督代行は「見ていてとても素晴らしい試合だった」と目を細めた。

 初回2死一、二塁のピンチを切り抜けた大谷。2回を3者連続三振に仕留めると、尻上がりに調子を上げていった。2回までに46球を要したものの、その後は11者連続でアウトに仕留めるなどブルージェイズ打線を手玉にとって7回まで1人で投げ抜き、2安打無失点に封じた。

 打者としては初回の第1打席で四球。3回2死では空振り三振に倒れたものの、6回無死一、二塁では、1度は投ゴロ併殺打と判定されたものの、激走が実ってチャレンジでセーフとなり、続くレンヒーフォの先制打を呼び込んだ。8回1死一塁は四球で出塁し、この日は2打数無安打2四球だった。

 指揮官は「彼は投げるごとによくなっていた。2回終わって40球半ばまでいっていたので5回投げられるか心配したが、結局7回まで投げてくれた」と称えた。6回の時点で球数は94球に達していたが、指揮官も迷うことなく続投を決断し「今日は尋ねにすら行かなかった。彼が降板したいと言わない限りは投げさせるつもりだった。彼の表情を見れば分かるときがある。話し合う必要もなかった」と明かした。

 今季最多の109球を投げることになったが、これにもネビン監督代行は「球のキレ、球速を見れば心配することはなかった。まだ投げられたと思う。今日のような試合のときは彼がさらにギアをあげるところを見られる」と称えていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY