大谷翔平は“登板翌日の鬼” 驚異の打率3割超&6本塁打…109球熱投後に28号

登板翌日のブルージェイズ戦で28号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
登板翌日のブルージェイズ戦で28号2ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

登板翌日にスタメン出場した試合は打率.333、6本塁打

 エンゼルスの大谷翔平投手が28日(日本時間29日)、10試合ぶりの一発となる28号2ランを放った。敵地でのブルージェイズ戦に「3番・指名打者」で先発出場すると、7回の第4打席で豪快な一発。7回無失点で11勝目を挙げた登板翌日にも関わらず、4打数3安打1本塁打2打点、4打席で出塁する躍動ぶりだった。

 初回の第1打席で右前安打、3回の第2打席では内野手を強襲する安打で早々にマルチ安打を記録。3点リードの7回2死二塁では、左腕メイザから逆方向への2ラン。シンカーを打ち返すと、打球は左翼フェンスを越えた。17日(同18日)の本拠地マリナーズ戦以来の一発となる28号だった。

 前日の同戦では先発マウンドに上がり、7回2安打無失点と好投した大谷。今季最多109球を投じる熱投で、11勝目を挙げた。疲労を感じさせない活躍に、フィル・ネビン監督代行は「私たちは慣れている。彼は問題ないよ」と語っていた。

 肉体への負担が心配されるが、今季の大谷はこの“登板翌日”にめっぽう強い。ここまで22試合に先発し、11勝8敗、防御率2.67の好成績を残す。この22度の先発登板のうち、翌日も試合があったのは18度。このうち、大谷は15試合に出場し、53打数17安打の打率.320、6本塁打をマークしており、通算の打撃成績を上回っている。

 さらに、登板翌日もスタメン出場した試合に限れば、51打数17安打、打率.333とさらに率は上昇する。今季放った28本塁打のうち、6本が登板翌日に打ったもので、驚異的なタフネスぶりを誇る大谷。こんなところにも、今季の凄さが表れていると言えないだろうか。

(Full-Count編集部)

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