中学硬式5団体が「反発しあっても仕方ない」 夢の“日本一決定戦”が来夏に実現

日本ポニーベースボール協会の理事長を務める広澤克実氏【写真:川村虎大】
日本ポニーベースボール協会の理事長を務める広澤克実氏【写真:川村虎大】

ポニーリーグ・広澤理事長「中学校の硬式野球の記念の年になる」

 ヤクルト、巨人、阪神で活躍し、日本ポニーベースボール協会の理事長を務める広澤克実氏も「中学校の硬式野球の記念の年になる」と期待を表した。「プロ野球とアマチュアに壁はあるが、5団体の壁はもっと高いんじゃないかと感じていた。反発しあっていても仕方がない。理事長を4年やっていますが、5団体で優勝チームを決めることが夢でした」と喜びを滲ませた。

 気になるのがルールについて。ポニーリーグでは低反発や木製のバットを使用したり、各連盟によって球数制限の仕組みにも違いがあったりする。トーナメントかリーグ戦なのか開催方式も未定で、ルールもこれから話し合う段階だが、古後氏は「野球というルールは変わらない。選手の体に負担がないようにやっていきたい」と語る。

 野球人口が減少する中、中学硬式の未来に5団体が足並みをそろえることは必要不可欠なことだろう。「エイジェックチャンピオンシップ」が中学野球界に新風を吹き込みそうだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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