「学生のパワーじゃないなと」大学代表監督が驚愕した“高校代表4番”の一発

大久保監督は内海の一発に驚き「捉え方、タイミングの取り方、非常にいいなと」

　蛭間は試合後、気になった選手を問われると2人の名前を口にした。打者ではこの日は無安打に終わったが、主軸として期待される高松商・浅野翔吾外野手を「打席でのオーラがある」と表現。投手では8回に登板し1イニングを無安打無失点、3奪三振の快投を見せた近江・山田陽翔投手を「堂々としている。真っすぐも勢いがある、スライダーもキレていた。ボール球にみんな手を出していた」と賛辞を送った。

　大学代表で先発マウンドに上がった立大・荘司康誠投手（4年）は2回無安打無失点。初回に実現した浅野との対戦では148キロの直球で捕邪飛に仕留めたが「威圧感、懐の大きさも良いバッター。力で打ち取りたいという気持ちもあった。ちょっと頑張りました。紙一重でした。一歩間違えればやられる」と、その存在感に圧倒された様子だ。

　大学代表の指揮を執った九州産業大・大久保哲也監督は高校代表4番の広陵・内海優太内野手を絶賛。4回の第2打席で右中間へ特大の一発を放った場面に「捉え方、タイミングの取り方、非常にいいなとベンチで見ていた。打球も学生のパワーじゃないなという印象。非常にタイミングよく取れていた。その後の打席で彼にいいところで回ってきたら、ちょっと考えものだぞというイメージあった」と、その実力を認めていた。

（橋本健吾 / Kengo Hashimoto）