「今日も最高のスイング」ティモンディ高岸、前回HR許した打者にリベンジも感謝

埼玉武蔵戦の9回に登板した栃木・高岸宏行【写真:上野明洸】
埼玉武蔵戦の9回に登板した栃木・高岸宏行【写真:上野明洸】

栃木入団後3試合目の登板、打者2人を6球で打ち取る

 独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに所属するお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行投手が3日、小山運動公園野球場で行われた埼玉武蔵ヒートベアーズ戦の9回1死から登板。打者2人を6球全て直球で抑えて試合を締めた。試合後は「今日のピッチングは5億点! 満点だ!」と声を張りあげて答えた。

 高岸は7点リードの9回1死一塁から、成瀬善久投手兼任コーチの後を受けて登板。デビュー戦で被弾した青木玲磨外野手を初球で中飛に打ちとり、続く根井大輝内野手を二ゴロに仕留めた。青木との対戦について「今日も最高のスイングでしたよ。(本塁打を打たれた球と)同じコースの球だったんですけど、もう1回対戦させていただけることに感謝を感じながら、青木君をもう一回応援しようと思って、おもいっきりストレートを投げました」と振り返った。

 マウンドに上がる際には球場に訪れた3212人の観客から大きな声援が沸き起こった。「気持ちを込めてエール球を投げられた。皆さん応援しようというのが100%できたので、満点をあげたいなと思います」と笑顔。この試合が栃木入団後3試合目のマウンドで、先発、中継ぎ、抑えを全て経験。「トライアウトの時にやりたいと言ったことを叶えてくれた。チームからの愛情も感じました」と満足げだった。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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