甲子園有力も…最後の夏は「嫌な思い出」 EXILE黒木の“高校時代”に五十嵐驚き「波瀾万丈!」

EXILE入りの道を切り拓いたのは、野球を辞めなかった「気合と根性」

五十嵐:野球選手もそうだけど、運とタイミングってありますよね。上京してからは順調に?

黒木:とにかく東京のクラブシーンで認められようと、毎晩クラブで踊りました。1日3時間くらいしか寝ずに踊っていたら、縁あってEXILEの舞台「HEART of GOLD ~STREET FUTURE OPERA BEAT POPS~」にダンサーとして出てみないかと声を掛けていただき。そこでKENCHIとTETSUYAに出会い、ありがたいことにいろんな出会いがあり最終的には二代目J SOUL BROTHERSに入れました。本当にたくさんの出会いに感謝です。運が良かった。たまたまです(笑)。

五十嵐:たまたまじゃないでしょ(笑)。でも、19歳で本格的に踊り始めて、数年内にクラブシーンで認められるって相当ですよね。

黒木:そこは野球で鍛えられた気合と根性、そして意地ですよ(笑)。

五十嵐:なるほど(笑)。その期間は楽しかったですか? それとも上のステージを目指すために無我夢中?

黒木:夢中でしたね。うまくなりたいし、僕には時間がなかった。25歳までに結果が出なかったら宮崎に帰ろうと思っていたんです。舞台出演の声を掛けていただいたのが25歳。必死でした。

五十嵐;それは気合と根性っていう言葉がしっくり当てはまる! 野球と似ていますよね。ポテンシャル+かなりの努力があったからこそ。それにしても野球を終えた後、同じくらい夢中になれるものが見つかったことは幸せですよね。4か月で会社を辞めて、そこから人生が崩れてもおかしくないし。

黒木:本当にそうですね。次男なので自由にやらせてもらってましたが、会社を辞めた時に親は参っていたと思います(笑)。

○黒木啓司(くろき・けいじ)
1980年1月21日、宮崎県生まれ。プロ野球選手になることを目標に宮崎・小林西高に進学。卒業後にダンスの道へ進み、2004年にEXILE主演舞台『HEART of GOLD ~STREET FUTURE OPERA BEAT POPS~』にダンサーとして出演。2007年から二代目J SOUL BROTHERSとして活動し、2009年にEXILEに加入。俳優としても活躍の場を広げる。今年10月末日をもって芸能界を引退すると発表した。
公式Twitter:@iam_keiji 公式Instagram:@exile_keiji

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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