大谷翔平、マルチ本塁打でエ軍大勝 弾丸31号2ラン→32号ソロ、打率.270は今季最高
シーズン6度のマルチHRはトロイ・グロスに並んで球団歴代1位タイ
■エンゼルス 10ー0 タイガース(日本時間6日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・タイガース戦に「3番・指名打者」で先発出場し、今季6度目のマルチ本塁打をマークした。3回に3試合ぶりの右中間31号2ランを放つと、7回に左中間32号ソロ。リーグの本塁打ランキングではアストロズ・アルバレスを抜き去ってリーグ2位に浮上。5打数3安打3打点で今季最高の打率.270に上げた。チームは10-0で大勝した。
凄まじい弾道だった。3回1死二塁、左腕アレクサンダーのフォーシームを打ち返した。本塁打と認定される右翼フェンス上部に直撃する31号2ラン。打球速度は111.4マイル(約179.3キロ)、飛距離382フィート(約116.4メートル)。角度19度は今季最も低い弾道だった。
7回先頭では“らしいアーチ”をかけた。右腕ヒルの初球スライダーを逆方向へ。左中間へ32号ソロだ。1試合2発は8月4日のアスレチックス戦以来今季6度目で通算12度目。シーズン6度のマルチHRはトロイ・グロスに並んで球団歴代1位タイだ。8月28日(同29日)の敵地・ブルージェイズ戦から7戦5発。シーズン38発ペースとなった。
初回1死一塁では右越え二塁打を放った。右手一本でかっ飛ばす驚愕のパワー。前日4日(同5日)の本拠地・アストロズ戦は代打待機したものの、出番はなかった。休養十分で6試合ぶり今季12度目の1試合3安打をマークした。
この日、MVPを争うヤンキース・ジャッジは3戦連発54号を放った。大谷は打撃成績こそ及ばないが、投手で11勝、防御率2.58をマークしている。残り1か月。MVP争いは激しさを増している。
(Full-Count編集部)