大谷翔平からメジャー初の奪三振 クレメンス息子は大興奮「間違いなく超最高だよ!」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

クレメンス息子は110キロ遅球で大谷から見逃し三振を奪った

■エンゼルス 10ー0 タイガース(日本時間6日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・タイガース戦に「3番・指名打者」で先発出場し、今季6度目のマルチ本塁打をマークした。3回に3試合ぶりの右中間31号2ランを放つと、7回に左中間32号ソロ。リーグの本塁打ランキングではアストロズ・アルバレスを抜き去ってリーグ2位に浮上。5打数3安打3打点でメジャー通算500安打に到達し、今季最高の打率.270に上げた。チームは10-0で大勝した。

 9-0で迎えた8回1死一塁では、外野手登録のコディ・クレメンスに見逃し三振に倒れた。通算354勝で7度のサイ・ヤング賞を誇るロジャー・クレメンス氏の四男。50マイル台の遅球で追い込まれ、最後は68.4マイル(約110.1キロ)に手を出さなかった。

 昨季のMVP男からメジャー初三振を奪ったクレメンスは、記念ボールもゲット。「僕はただアウトを奪おうとしただけ。あんな風になるなんて、間違いなく超最高だよ! 彼は球界最高の選手。僕にとっては本当に素晴らしい瞬間なんだ。ただ、ミットに向かって投げて、2ストライクとした時に『オーマイゴッド、もしかしたら三振を奪えるかもしれないな』という感じだったよ」と大興奮だった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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