元同僚の態度に不満で一触即発? ユニ引きはがされる乱闘騒ぎは「熱い!熱い!」
ブルージェイズ対オリオールズの7回表終了後、両軍ベンチから飛び出した
■オリオールズ 9ー6 ブルージェイズ(日本時間7日・ボルティモア)
ブルージェイズの菊池雄星投手が登板した6日(日本時間7日)のオリオールズ戦で乱闘騒ぎが起きた。7回にオリオールズのブライアン・ベイカー投手がマット・チャップマン内野手を空振り三振でイニングを終えたところで、両軍ベンチから飛び出しもみ合いに。ユニホームが引きはがされるほど激高した選手もおり、一時騒然となった。
7回表終了後、ベイカーのしたことが気に食わなかったのか、ブルージェイズベンチから選手がグラウンドに走り出した。特にテオスカー・ヘルナンデスとブラディミール・ゲレーロJr.が怒りをあらわにした。ベイカーは黙ってベンチに下がり、ベンチでは何もしていないというようなジェスチャーを見せた。
原因は定かではないが、カナダメディア「スポーツネット」のアルデン・ズウェリング記者はツイッターで、ジョン・シュナイダー監督代行が「ベイカーが私たちのダグアウトをじっと見ていたことだと思う。彼は私たちの一員じゃなくなってからずっと、対戦するときはそんな感じだ。それで私たちのチームは反応したんだと思う」と話したことを伝えた。昨年11月8日(同9日)にブルージェイズからウェーバーでオリオールズへ移籍したベイカーの行動を指摘。この苛立ちが尾を引いたのか、監督代行は7回裏1死で退場処分を受けている。
一方、ボルティモア地元紙「ボルティモア・サン」のオリオールズ番ネイサン・ルイズ記者は、乱闘騒ぎの状況について、ベイカーはブルージェイズ傘下で一緒にプレーしたテオスカー・ヘルナンデスの反応に驚いたと話していることを伝えた。「私がとても気合が入っていて真剣だったとみんな分かっていると思う」と悪意はなかったことを説明した。
乱闘騒ぎの映像を公開したブルージェイズ放送局「スポーツネット」のツイッターには「ブルージェイズはまたプレーオフ出場を逃しそうで腹が立ってるのかな」「ベイカーが警告を受けるべきなのに」「訳が分からないけどこういうの賛成……ポストシーズンが近くなってきた雰囲気」「おー、熱い!熱い!!今季一番熱い乱闘はエ軍ですが」などと多くの反応があった。