巨人スカウトが称賛した“試合前の所作” ドラ1候補・浅野が見せた世界への対応力
浅野はU-18W杯に「1番・左翼」で出場し、2安打2打点1得点の成績を残す
初めて足を踏み入れる球場に加え、悪天候で1時間以上の遅延……。慣れない環境でも非凡な才能を見せた。米フロリダ州ブラデントンで9日(日本時間10日)に開幕した「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。イタリアとの初戦を快勝に導いたのは、今秋のドラフトで1位指名の呼び声が高い浅野翔吾外野手(高松商)だった。2安打2打点1得点の活躍に、視察に訪れた巨人・岸敬祐スカウトも「難しい環境でもちゃんと準備ができていますよね」と称賛した。
「1番・左翼」で出場した浅野は、初回の第1打席で、痛烈な左翼線二塁打を放った。犠打で三塁に進み、3番・松尾汐恩捕手(大阪桐蔭)の右犠飛で先制のホームを踏んだ。2回1死満塁で迎えた第2打席では、バットを折りながらも左前2点適時打でダメを押した。
打力もさることながら、日本から視察に来た岸スカウトが驚いたのは準備力。「1時間以上試合開始が遅くなっても、しっかり準備していました。対応力がありますよね」と感心する。