大谷翔平のシンカーは「とんでもなかった」 指揮官も驚く新球種の威力
5回1失点の好投も称賛「素晴らしことに溢れていた」
■エンゼルス 6ー1 アストロズ(日本時間11日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手が5回1失点の好投で12勝目をマークした。10日(日本時間11日)に行われた敵地アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で出場。右手人差し指のマメの影響で5回で降板となったものの、この日の投球を支えたのがシンカー。全79球のうち25%の20球を投じた新球をフィル・ネビン監督代行も「とんでもなかった」と絶賛した。
1点を先制してもらった大谷だが、初回先頭のアルトゥーべを安打で出塁させると、暴投とグリエルの適時打で同点に。3回には2死二、三塁を招いたが、メジャー自己最速の101.4マイル(約163.2キロ)の真っ直ぐでタッカーを空振り三振に斬って、窮地を脱して雄叫びをあげた。
この回、アルトゥーべが思わず苦笑いを浮かべたように、この日も160キロに迫るシンカーは威力を発揮。スライダーの次に多い20球を投じ、大谷自身も、試合後に「投げているコースも申し分なかったかなと思うので有効だったかなと思います」と口にし、手応えを感じている様子だった。
ネビン監督代行は「100マイルであれだけ変化するなんて。打者のリアクション、表情にも表れていた。アルトゥーベは『どうやって打つの?』みたいな感じで困惑しながらダグアウトを見ていたよね。とても良かった」と語り、大谷の新兵器に目を細める。5回1失点の好投にも「また素晴らしいことに溢れていたね」と投球内容についても称賛していた。
(Full-Count編集部)