村上宗隆、バースに並ぶ54号 王貞治まであと1…巨人・菅野から4試合ぶり、歴代5位弾
シーズン128試合目での54号は、NPBタイ記録となる60発ペース
■ヤクルト ー 巨人(13日・神宮)
ヤクルトの村上宗隆内野手は13日、神宮球場で行われた巨人戦で菅野智之投手から今季54号本塁打を放った。NPBのシーズン本塁打記録で、1985年のランディ・バース(阪神)に並ぶ歴代5位タイ。1964年に王貞治(巨人)が記録した、日本選手最多の55本にあと1本に迫った。
12日のDeNA戦で8回に右脚に四球を受けて途中交代した村上だが、この日も“指定席”の「4番・三塁」で出場。9日の広島戦(神宮)以来4試合ぶりにアーチを架けた。2点ビハインドの4回、巨人・菅野の初球をとらえ、ヤクルトファンで埋まる右翼席へ。打った瞬間にそれと分かる豪快ソロだった。
“村神様”がついに、同じく“神様”と称された1985年シーズンのバースに並んだ。シーズン128試合目での54号は、143試合に換算すれば60発ペースとなる。
2013年に60本塁打を記録したウラディミール・バレンティン(ヤクルト)は121試合目の9月10日に54号、142試合目の10月4日に60号を放っている。村上はまだまだ、シーズン最多記録の更新も狙えるところにいる。
○NPBシーズン本塁打記録(5位まで)
1位 60 バレンティン(2013年・ヤクルト)
2位 55 王貞治(1964年・巨人)
2位 55 ローズ(2001年・近鉄)
2位 55 カブレラ(2002年・西武)
5位 54 バース(1985年・阪神)
5位 54 村上宗隆(2022年・ヤクルト)