鷹・柳田、引退発表の糸井に感謝 自主トレ参加で飛躍「今の自分があるのも嘉男さんのおかげ」

阪神・糸井嘉男(右)とソフトバンク・柳田悠岐【写真:福谷佑介】
阪神・糸井嘉男(右)とソフトバンク・柳田悠岐【写真:福谷佑介】

共に出場した2軍戦で糸井が本塁打「最後に筑後で打ったホームランは忘れません」

 阪神の糸井嘉男外野手が13日、会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。これを受けてソフトバンクの柳田悠岐外野手が「今の自分があるのも嘉男さんのおかげだと思います」などと、球団を通じてコメントを発表した。

 2人の仲は、2014年に糸井が行う静岡・浜松での自主トレに、当時の秋山幸二元監督の紹介で柳田が参加したことがキッカケ。糸井との出会いが柳田の飛躍の契機にもなり、2015年にはトリプルスリーも達成した。その後もグアムや沖縄で共に自主トレを行い、オリックスの吉田正尚外野手も参加。球界を代表する“超人トリオ”が共演していた。

 憧れだった糸井の引退に柳田は「嘉男さん、長い間現役生活お疲れ様でした。プロに入ってからもずっと憧れの存在でした。まだ未熟な自分にも、優しく接してくださり色々なことを教えていただきました。オフ期間には一緒に自主トレをさせていただき多くのことを学びました。今の自分があるのも、嘉男さんのおかげだと思います」と感謝した。

 柳田が新型コロナウイルスの陽性判定から復帰した9月1日のウエスタン・リーグの阪神戦(タマスタ筑後)に糸井も出場し先頭打者本塁打を放っていた。ベンチの最前列でこの場面を笑顔で見守っていた柳田は「一緒にフィールドに立てないことは寂しいですが、最後に筑後で打ったホームランは忘れません。これからはゆっくり休んでください。ありがとうございました」とコメントしていた。

(Full-Count編集部)

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