通算459登板全てがリリーフ 鷹・森唯斗に“先発転向プラン”、藤本監督が構想明かす
13日の西武戦では先発の奥村に続くロングリリーフ要員として待機
ソフトバンクの藤本博史監督が13日、森唯斗投手の“先発転向プラン”を明らかにした。この日の西武戦は奥村政稔投手が先発。2番手以降のロングリリーフ要員として森が待機することを明かし「今日は森も長いイニングを考えている」と語った。
将来的な先発転向も見据えたロングリリーフ待機となる。藤本監督は「本人ともしっかり話し合った。来年以降で先発も視野に入れてやったらどうやという話をしたら、本人はすごいやる気を見せてくれた」と、すでに森本人と話をした上で、将来的な先発転向に向けて準備を進めていると明かす。
森は2013年のドラフト2位でプロ入りしてから中継ぎ1本でプレーし、入団から7年連続50試合登板を達成してきた鉄腕だ。昨季は左肘の故障などで30試合の登板に終わると、今季もなかなか本来の調子が上がらず、4月中旬に出場選手登録を抹消された。1軍復帰後も守護神ではなく中継ぎでの登板が続いている。
藤本監督は「まだ9回にこだわるという気持ちがあるんだったら、当然それを尊重してやっていきたいと思う」と本人の意志を前提とした上で「本人はもう今しっかりと投げる、与えられた仕事をするだけですっていう、すごいもう気持ちも高ぶってやってくれてるんで」とも語る。
8月31日のロッテ戦、9月7日の楽天戦では回を跨ぎ、2イニングを投げた森だが、これも先発を見据えた準備の一環。「それを話し合った後に、2回行ってもらったんですよ。じゃないとそんなイニング跨ぎとかしませんよ、中継ぎだけだったら」と指揮官。今後、プロで初めてとなる先発・森唯斗が実現するかもしれない。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)