降板に不満露わ→ベンチ裏に呼び出し 悪態ついた右腕、翌日マイナー降格の悪夢
ジャイアンツのリッテルはキャプラー監督の交代指令に不満を示した
■ジャイアンツ 3-2 ブレーブス(日本時間13日・サンフランシスコ)
ジャイアンツの右腕ザック・リッテル投手が降板時に監督に対して不満を露わにし、翌日にマイナー3Aに降格となった。マウンドを降りる際に憮然とした表情でゲーブ・キャプラー監督に対して不満を表し、その後に監督がリッテルをベンチ裏に連れていって話をした模様だ。米メディアによると、リッテルは「決して(監督への)不満ではない」などと釈明している。
12日(日本時間13日)に本拠地で行われたブレーブス戦。3点リードの8回に登板したリッテルは2点を失い、なおも2死三塁の場面で交代を命じられた。憮然とした表情のリッテルは、マウンドにやってきたキャプラー監督に対して何か物申してからベンチへ歩みを進めている。指揮官は厳しい表情で見つめており、ベンチ裏に呼び出しているのが分かる。リッテルは翌13日(同14日)、傘下3Aクラメント・リバーキャッツに降格となった。リッテルの今季成績は39登板で3勝3敗、防御率5.08。
米メディア「NBCスポーツ・ベイエリア」によると、リッテルは試合後「(次の打者に)投げたいと言った」「値するような良いピッチングをしたわけではなかったけど。どんな選手でも1イニングを投げ切りたいと思うだろう。それができずにイライラした。決して彼(キャプラー)に対しての不満ではない」などと釈明。キャプラー監督は「彼はあのイニングを投げ切りたかったことを私に知ってほしかっただけだと思う。ただ、やり方というものがある」「ただボールを私に渡せばいい。何かあれば後で話せばいい」などと述べた。
球団が降板時の様子を公式ツイッターに投稿すると、ファンは反応。「あんなひどいパフォーマンスの後に、リッテルが何か言うなんてクレイジーだ」「何が起こっているの」「なんて言ったのか気になる」「ゲーブ、怒ってそう」「リッテルは自分を何様だと思ってるんだ?」「今シーズンのジャイアンツを象徴しているような出来事だ」などとコメントが寄せられた。