エンゼルス、MLBワースト7年連続負け越しも…指揮官は相手を称賛「いい投球した」
シーズン61勝82敗、19試合を残して負け越し決定
■ガーディアンズ 5ー3 エンゼルス(日本時間15日・クリーブランド)
エンゼルスは14日(日本時間15日)、敵地でのガーディアンズ戦に3-5で逆転負けを喫し、4連敗となった。61勝82敗となり、19試合を残して7年連続の負け越しが決定。なかなか光明が見えない中、フィル・ネビン監督代行は試合後、決勝弾を食らった相手のラミレスについて「三振はあまりしないし、あらゆる場所に打球を運ぶパワーがある。本当に手強い打者だ」と脱帽した。
1点を追う3回にモニアックの3号2ランで逆転。5回にトラウトの適時打でリードを広げたが、終盤に暗転。7回に2番手のハーゲットが同点に追いつかれると、8回には4番手・テペラが決勝2ランを浴びた。
大谷翔平投手は「3番・指名打者」で出場し、8回の第4打席に右翼線二塁打を放って2試合ぶり安打をマーク。ただ得点にはつながらず、4打数1安打で打率.265となった。チームは2016年から負け越しが続き、もちろん大谷加入後も一度も勝ち越していない。7年連続は1971~77年に並ぶ球団ワースト記録で、現時点ではメジャーワーストでもある。
逆転を許したことに指揮官は「終盤にもっと点を取らないといけなかった。相手は我々に対していい投球をした」と強調。勝利の味を忘れたエンゼルスを象徴するような一戦となった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)