阪神は残り8試合でCS圏内を確保できるか? OBが占う「負け越し球団との7試合」

残り8試合中、ヤクルト、広島、DeNAの負け越し球団と7試合

 残り8試合。5位・広島までのゲーム差は「2」とCS争いは大混戦。阪神の残りカードは首位ヤクルトと4試合、広島と2試合、DeNA1試合、巨人1試合となっている。今シーズンは巨人以外の3球団に大きく負け越しているだけに、最後までもつれる可能性が高い。

 野口氏は「過去は関係ないとはいえ、ヤクルトはまだ優勝は決まっていない状況で負けられない。DeNAだって優勝の可能性がある限りファイティングポーズは降ろさないと三浦監督は言っている。負け越している3球団との試合が多い阪神は厳しい戦いが続くのでは」と語る。

 シーズン終盤、優勝やCS争いを続けるチームにとっては小さなミスも命取りになる。この日は1点リードの7回無死一塁の場面で近本の送りバントが投手への飛球となり、一走の代走・植田が飛び出し併殺。13日の同戦でも4回1死一、三塁の場面で二ゴロ併殺を狙った際に遊撃・中野が一塁へ悪送球し先制を許す場面があった。

「残り10試合を切った状況はどんな形でも勝てばいい。これは阪神に限ったことではないですが、シーズン終盤はミスが出たチームが負ける。攻守で連日ミスが出ているのは気になるところです」

 広島に勝利し、ひとまず17年連続V逸を逃れた阪神だが、残り8試合は熾烈なCS争いが焦点になる。2日間の休養を経て、17日からは敵地で巨人と今季最後の伝統の一戦が待っている。負け越し3球団との対戦を前に、絶対に落とすことはできない。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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